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経営統括部門

S.Y

総括担当 /2016年入社

経営統括部

文化構想学部卒

運転士から経営の中枢へ。会社の未来を支える数字の力。

現場経験を活かし、全社を見渡す経営の要に

私が相模鉄道に入社したのは、人々の日常を支える仕事に携わりたいという思いがきっかけです。就職活動をしている中で、相模鉄道がJR線との相互直通運転を控えているという話を聞き、大きな期待を感じたことを覚えています。また、関東圏で働きたいという希望があり、転勤が少ない点も魅力的でした。

入社後は駅係員、車掌、運転士と現場を経験し、現在は経営統括部で決算分析と予算の取りまとめを担当しています。主な業務は、各部門の予算を集約し、年度経営計画の策定や実績分析を行うことです。決算を通じて会社の財務状況を把握し、経営判断に必要な情報を提供する重要な役割を担っており、財務チームの一員として他のメンバーと協力しながら、会社の未来を支える仕事に取り組んでいます。

数字の向こうに見える、会社の未来と社員の姿

総括担当の仕事の面白さは、数字を通じて会社の課題や可能性が見えてくることです。社内の各部門で抱えている課題の整理や要因の分析を行い、経営層に報告を行っています。 2~3人のチームで、それぞれが担当分野を持ち、密に連携を取りながら業務を進めています。分析結果は実際の数字に基づいていますが、説明の仕方によって経営層への印象が変わることもあるため、伝え方が特に重要です。上司と相談しながら分析の視点を磨き、どのように経営層に説明するかを考えることは、非常に良い学びの機会となっています。

また、各部署との調整の際には、駅係員や乗務員として働いた経験が活きています。会計知識については、全く0の状態で配属されましたが、社内の研修制度等を利用して勉強しています。これまでの経験や会計の専門知識を活かしながら、会社の将来を左右する意思決定に関われることが、私のやりがいです。

柔軟な調整力と粘り強さが試される挑戦の日々

経済環境の変化に応じて、計画を柔軟に見直す必要がある点は、この仕事の難しさの一つです。時には、予期せぬ社会情勢や環境の変動により、予算との差が数億円規模に及ぶことも。その際は、投資計画の見直しや工事の実施時期の調整など、各部署との綿密な協議が必要となります。財務チームと投資チームが連携しながら、最適な解決策を探っていきます。

特に予算の調整では、安全に関わる投資は確実に実施できるよう配慮しながら、全体のバランスを取ることが欠かせません。各部署からは「この工事は安全のために絶対に必要です」といった意見をいただくこともあり、そうした声に真摯に耳を傾けながら判断を下していきます。安全を最優先としたうえで、全体の調整を行う作業は難しさがありますが、会社全体の持続的な成長のために、上司や同僚と知恵を出し合いながら、粘り強く取り組んでいます。

今後チャレンジしたいこと

今後は、「選ばれる沿線」の実現に向けて、より戦略的な投資判断をサポートしていきたいと考えています。中期経営計画の策定にも関わる立場として、将来の成長に必要な投資と、安定的な事業運営の両立を図ることが重要だと感じています。また、総括担当として鉄道ネットワークの拡大検討にも携わっているので、新たな可能性を探る業務にも意欲的に取り組み、会社の未来を支える存在として成長していきたいです。会社全体のキャッシュフローを適切にコントロールし、より良い投資判断につなげることで、お客様により良いサービスを提供できる体制づくりに貢献していきたいと考えています。

1日のスケジュール

私のキャリア

  • 入社1年目
    駅係員
    接客業務に従事し、お客様へのサービス提供を学びました。
  • 入社2~4年目
    運転士・車掌
    昇格試験 車掌や運転士へとステップアップし、現場での実務経験を積み重ねました。
  • 入社5~7年目
    交通戦略担当
    昇格試験 相鉄・東急直通線の主幹部署として、開業に向けた協議を関係各所と行いました。
  • 入社7年目
    育児休職
    約1年間の育児休職を取得しました。
  • 入社8年目~
    総括担当
    決算分析や予算管理を通じて、経営の意思決定に関わっています。

※掲載内容はすべて取材当時のものです。
※部署名・役職名は在籍当時のものです。