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車両部門

I.Y

車両課員 /2013年入社

運輸車両部

工学部卒

私たちの作る「車両」で、相鉄と新たなお客さまをつなぎたい。

設計担当とは、相鉄車両の生みの親

私が入社を決めた最も大きな理由は、相模鉄道がお客さまを大切にしている鉄道会社だと感じたことです。入社後は、現場やJR線・東急線との相互直通運転に関する業務を経て、2022年から設計担当の課長代理をしています。 主な業務内容は、新型車両企画立案や既存車両の改造工事、リニューアル工事です。車両の設計というと一人でデスクに向かって図面を作成するイメージが強いかもしれませんが、そうした仕事は全体のほんの一部です。実際には、車両製造メーカーや部品メーカー、工事会社、デザイナーといった多数の関係者と連絡を取り合って仕事を指揮しています。 相模鉄道はボトムアップ型の会社なので、設計担当がアイデアを出しながら、企画立案から営業運転に投入するまで一手に担っています。車両の出場後にお客様から日々いただくご意見は事務局からも共有されるため、少しでも取り入れられるよう日々工夫しています。

苦労も悩みも尽きないから面白い

車両の設計において大切な要素は3つあると考えています。まずは「お客さまに安全・安心・快適にご利用いただけるか」、次に「乗務員が運転しやすいか」、そして「整備員がメンテナンスしやすいか」です。 私はお客さまの視点を最も大切にしながら、三方よしの車両を作ることを目指しています。何がベストかを考えながら関係者と調整を重ねる過程には、苦労も悩みも尽きませんが、その過程にこそ、この仕事の面白さがあります。鉄道車両の仕様の正解は一つではありません。多様な選択肢から、経験や知識を活かして適切なものを選び、それを設計に落とし込んでいくことがこの仕事の楽しさの一つです。そうして考え抜いた答えが集約され、完成した車両が目の前に現れたとき、やりがいを強く実感します。実際にその車両が多くのお客さまを乗せて日々活躍している姿を見ると、大きな喜びを感じます。

働きやすさの理由は、相手の顔が見える規模感

相模鉄道は社員が1,000人ほどのコンパクトな会社です。その分、社員同士の距離が近く、相手の顔を見ながらコミュニケーションが取れるのは仕事を円滑に進められる大きな要因になっています。ちょっとした相談事でも気軽にできますし、誰に聞けば良いか分からないということもありません。 福利厚生の面では、フレックスタイム制度や時差勤務制度がきちんと機能しており、子育て世代が働きやすいことが大きな魅力です。私自身も子どもを保育園と小学校に送り届けてから出勤する等、家族の生活に合わせた働き方ができています。 また、男女問わず育児休暇を取りやすい風土があるのも、相模鉄道の良さの一つです。私自身、今ほど男性の育児休暇取得が注目されていなかった時期に、第一子、第二子の育児休暇を取得させてもらいました。

今後チャレンジしたいこと

2019年にJR線、2023年に東急線との相互直通運転が始まり、相鉄の顔であるヨコハマネイビーブルーの車両を都心で目にする機会が多くなりました。これは他の車両と比較されるということでもありますが、同時に新たなお客さまに車両を通して相鉄を知っていただくチャンスだと捉えています。 2014年から進めている「デザインブランドアッププロジェクト」によって相鉄の車両は大きく様変わりしました。同プロジェクトは第2フェーズに突入し、今後さらに進化する予定です。「相鉄=ネイビーブルー」のイメージをもっと浸透させるために、グループ企業とコラボレーションもしてみたいですね。車両が相鉄とお客さまをつなぐ入口となれるように、設計担当としてチャレンジし続けたいと思います。

1日のスケジュール

私のキャリア

  • 入社1年目
    駅係員
    お客さま対応や列車監視業務を通じて、鉄道事業の基本を学びました。
  • 入社2~3年目
    車両センター修車区員
    主電動機や空調装置の整備等を担当し、車両機器の知識を深めました。
  • 入社4〜6年目
    車両課員
    昇格試験 JR直通車両12000系の設計やJR東日本との車両仕様協議に携わり、他社との連携方法を学びました。
  • 入社7年目~9年目
    総括担当
    昇格試験 経営計画における設備投資の取りまとめや決算の収支分析を担当し、管理会計の基本を学びました。
  • 入社10年目〜
    車両課 課長代理
    新車両の企画立案や工事スケジュール管理等、設計部門のリーダーとして活躍しています。

※掲載内容はすべて取材当時のものです。
※部署名・役職名は在籍当時のものです。