PROJECT
都心直通プロジェクト
JR線・東急線との相互直通運転で
より便利に、より快適に
都心とつながる新しい鉄道計画がついに完成しました
数々の困難を乗り越え実現したその軌跡をご紹介します

都心直通プロジェクトは、相鉄本線とJR線・東急線をつなぐことで、都心へのアクセス向上を図る大規模な事業です。このプロジェクトにより、相鉄線は西谷を起点に、渋谷や新宿といった都心方面へ直通運転が実現。これにより、乗り換えなしで都心にアクセスできるようになり、通勤・通学の利便性が大幅に向上しました。また、利便性が高まることで、相鉄沿線の地域社会の発展も期待され、より良い社会の創造に貢献しています。

HISTORY 年表

相鉄都心直通プロジェクトは、長い道のりを経て実現しました。1990年代から相鉄とJR線を接続する構想が検討されましたが、財政面や技術的課題、計画調整の難航により進展は遅れました。その後、2000年代に入り、JR線との接続に加え、相鉄と東急線の直通運転構想が加わり、事業の幅が拡大。相鉄・JR直通線は2010年に起工式を行い、2019年に開通。相鉄・東急直通線は2019年に起工式を行い、2023年に開通しました。このプロジェクトにより、相鉄線は横浜から都心への直通運転を実現し、利便性向上と沿線地域の発展へ貢献しています。

JR線・東急線との相互直通運転の開始により
さらなる広域鉄道
ネットワークが構築され、
所要時間の短縮や乗換回数が減少されました。

社員に聞く!裏話

W.K 運輸車両部車両課
東急相直用車両20000系・21000系電車の新造工事をはじめ、車両モニターの改修やハード機器工事、各種試験の車両運用管理など、幅広く携わりました。電車という括りは同じでも、車両モニターや保安装置の仕様は相鉄線と乗り入れ先で全く異なることに困惑し、開業のプレッシャーを感じながら改造工事にはよくある不具合と毎日のように格闘していた記憶があります。相互直通運転の開業後、車両やホームの表示装置で「浦和美園」や「和光市」などの表示を見ると、首都圏の広大な鉄道ネットワークの形成に携わったのだと、誇らしく思います。
H.A 施設部電気課
相鉄東急直通線事業では、信号や通信の工事、そして検査の調整に携わりながら、鉄道・運輸機構や東急電鉄と一緒に、多くの関係者と協力して開業を目指して頑張ってきました。信号や通信は、運輸、営業、車両、土木、建築、設備など、ほぼ全ての部門と関わるので、毎日忙しく駆け回っていたのをよく覚えています。開業日直前まで気が緩まない状況でしたが、関係者一人ひとりが強い使命感を持って取り組んだからこそ、無事に開業できたのだと思います。開業当日を迎えられたときのホッとした気持ちは今でも忘れられません。あの時一緒に頑張った仲間との絆は今も続いていて、人との出会いに恵まれたこと、そしてこの直通線事業を経験できたことが何よりの誇りです。
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